連載記事2回目更新されました

連載記事2回目はOpenCVの環境構築(OpenCV 2.4.9)という記事を書きました.OpenCVを使ったアプリケーション開発を「Windows環境」かつ「Visual Studio」で行うための主な環境構築方法について紹介しています.
※当初,OpenCV 3.0リリースは5月末に予定されていたのですが,このリリースが遅れていることから3.0の環境構築は後日別の記事で解説予定です.

今回はスクリーンショットを多めに使って説明することで初めて環境構築を行う人にもわかりやすいように心がけています(わかりにくい点があればご指摘ください).

次回はようやく実装方法について解説予定です.

OpenCV連載記事始めました

Build InsiderにてOpenCV入門という連載を始めることになりました.
OpenCV3.0の新機能紹介から環境構築,実装方法について紹介していく予定です.

第一回はOpenCVとは? その機能概要/構成技術/主要モジュールというタイトルでOpenCVの概要を紹介していきます.

Image Watchの使い方

OpenCV 2.4.5リリースと同じタイミングでMS製のMatの中身をプレビューできるプラグインImage Watchが発表されました.MS製ということで簡単に使ってみました.

以降の説明はVisual Studio 2012を使って説明します(プラグインも2012版のみの配布です).
※注意:Visual Studio Professional以上のエディションでしかプラグインは使えないようです.

■ダウンロード
配布ページからImageWatch.vsixをダウンロードします.

■インストール
ダウンロードしたImageWatch.vsixをダブルクリックすると以下のようなインストール画面が表示されます.ここで「インストール」ボタンを押すとインストール完了です.

■サンプルコード
なんてこともない2値化のサンプルです.このサンプルを用いて使い方の説明を行います.

■実際に使ってみる
例として以下のブレークポイントで止めている場合の例を示します.

デバッグ状態を見るためにはVS2012のメニューから【表示】―【その他のウィンドウ】―【Image Watch】を選択しておきましょう.そしてデバッグ実行するとローカル変数のMatのプレビューを見ることができます.

ウィンドウ右側にプレビュー画像が表示されていますが,マウスのホイール操作で拡大縮小も可能です.また,以前紹介したNativeViewerに比べてローカル変数が一覧でプレビューできたり,アルファチャンネルにサポートしているのはメリットだと思います.

■アンインストール
「拡張機能と更新プログラム」画面から「Image Watch」を選択して,「アンインストール」ボタンを押すことでプラグインをアンインストールすることができます.

■おわりに
より詳細な情報を知りたい場合はImage Watch公式ヘルプを読むと良いでしょう.また,OpenCVのサイトにもチュートリアルページがあるため参考になります.ツールをうまく活用してより良いデバッグライフを!