前回予告していたようにC++でGainerを扱うために行った処理を簡単に書いてみます.
もしかしたら,間違っていたり,こうした方が良い点などがあるかもしれないので,ご指摘お願いします.
ということで,今のところ最低限用意しているメソッドはこんな感じ.
(1)Gainer初期化
通信速度,パリティ等の設定(こちらを参考)
(2)リセットメッセージ送信
Gainerモジュールに文字列「Q*」 を送信.
(送信に成功したらGainer側からメッセージが送られるので受け取る)
(3)コンフィギュレーションの設定
Gainerモジュールに文字列「KONFIGURATION_1*」を送信.
(送信に成功したらGainer側からメッセージが送られるので受け取る)
(4)データの取得
Gainerモジュールに文字列「I*」を送信.
送信に成功したら,アナログ入力ain0~ain3のデータが文字列として
送られてくるので,その文字列を受信.
(5)文字列→数値変換
受信したアナログ入力のデータは,「Ixx…xx*」(※xx…xxがデータ部)
という構成の文字列なので,まずは入力分だけ文字列を分割.
また,値は16進なので10進に変換して利用.
(6)後処理
ポートのクローズ処理.
************************
あと,「プログラム風」に書くとこんな感じです.
※前回の記事ではこれらの処理に移動平均法の処理も加えています.
[cpp]
#include “MyGainer.h” //ヘッダのインクルード
MyGainer *gainer;
int main(int argc, char** argv)
{
//Gainerオブジェクト生成
//ここではCOM3を指定
gainer = new MyGainer(3);
//初期化
//(COMポートオープン、通信速度等設定)
gainer->initialize();
//コンフィギュレーションの設定(MODE1)
gainer->setConfiguration(1);
//キー値
int key = 0;
//ループ
while(1)
{
//データ取得
//(メッセージ送信 + データ受信 + 文字列→数値)
gainer->getAllAnalogInput();
//キー入力待ち(1msec)
key = getKeyInput();
//ESCキーが押されたら終了
if(key == 0x1b)
{
break;
}
}
//後処理(COMポート解放)
gainer->release();
delete gainer;
return 0;
}[/cpp]
ピンバック: dandelion's log » Gainer with C++ vol.2